坂東三十三番札所巡り埼玉編

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坂東三十三番札所巡り埼玉編うみのめぐみ

 いつ打ち終わるか分からない先の長い坂東三十三番札所巡りですが、今回はご近所埼玉編を決行。
 決行したのはいいけど、ステキに大雪で大変……というより楽しかった! 雪ってテンション上がるなあ。常に雪降る地方の方はそんなのんきなこと言ってられないんだろうけど。
 まずは東松山の岩殿山安楽寺(第十一番)。
 境内にはでーんと座った大仏さんがいらっしゃいます。
 そして本堂の軒に4つ並んだ鰐口が妙に可愛いかったり。
坂東十一番札所「岩殿山安楽寺」
 ちなみに中には左甚五郎作の「野荒らしの虎」さんが。暗いと見づらいけど探してみてください。なんで野荒らしかというと、夜な夜な抜け出して畑を荒らし回ったかららしいんだけど、こういう説話ってなんか好きです。そりゃ困った虎さんだよなー。今は抜け出してないんですかね。
 それからこのお寺の門前には厄除け団子屋さんがあります。


安楽寺門前の厄除け団子
 これは柚味噌。隠れた私の甘辛は1個すでに食われてるのでyumikoさんの無傷団子で証拠写真。1本80円です。これで厄除け&燃料補給完了。
 次に向かったのは、大東文化大のそばにある巌殿山正法寺(第十番)。
坂東十番札所「巌殿山正法寺」
 そろそろ雪がやばいことになってきたのもこの頃。雰囲気はまさに「ゆく年くる年」状態。ゴーン。
 御朱印をいただきに本堂より階段を下りて下にある御朱印所にお邪魔したら「お若いのに熱心ですね」と言われてしまいましたよ。いや、それほどお若くもないですけどね。しかしこんな寒い雪の日にわざわざ女二人で札所巡りなんかしてたら確かに熱心そうに見えるよなあ。
 その時に長生きできるように触って行きなさいと言われた本堂脇の大銀杏に素直に触ってみました。
正法寺の大銀杏
 樹齢600年だそうです。
 こんなに雪が降って手なんかかじかんでるというのに触ったら全然冷たくなくて、むしろ自分の手の方が冷たくて樹の方がふんわり暖かくて「生きてるんだなあ」と実感。青葉や紅葉の頃にまた会いに行きたいです。
 さて、お次は都幾川村改めときがわ町の都幾山慈光寺(第九番)。
 ここは結構な山の中でかなり焦って到着。16時ぎりぎりの頃にたどり着き、間に合うか間に合わないかー! とまさに駆け込み状態。これぞ駆け込み寺? え、違う? 結局、冬期の御朱印の受付は16時半までだったんですけどね……。
 本当はご本尊の観音様を拝んでから御朱印をもらうのが順序なんでしょうけど、時間が時間だったので先に本堂で御朱印をもらうことに。(ここは観音堂が少々離れて別に立っている。)
 えーと、なんだか不思議なご住職でした。言いたいことは大変わかるんですけど、どこに話が落ち着くのか、どこで席を立てばいいのか……うーん…パンツ……。(パンツの謎はご住職のお話を聞きに行ってみてください。)とりあえず人は様々なことに手を使って生きてますね。上手く使えなかった頃は母親の手をいっぱい借りてましたね、ということで。
 ここの千手観音の手は1本後ろに向けている変わった形で、これは子供をおんぶする母親の手なんだそうですよ。
 そんなこんなで、お話を聞き終わり観音堂へ。徒歩3分とか書いてありましたが、階段登る体力ないし足は雪で滑るしてもっとかかっていたかと思われます。こんな日はスニーカー役立たないねえ。
坂東九番札所「都幾山慈光寺」
 雪がしんしんと降ってとても静かで時間が許せばしばらくぼーっといたい気分でした。
 そういえば、今日回った3つのお寺全部、お堂の造りが美しくて雰囲気良かったなあ。埼玉でしかももろ地元だったので、町中のお寺か~とあんまり期待してなかったのですが、馬鹿にしてすみませんでした。伊達に歴史古くないぜ。慈光寺には貴重な文化財が色々あるらしいので、またシャガの咲く頃にでも行ってみたいと思います。その時にはまた不思議なご住職のお話を……と思ってたら、お参りが済んで駐車場に向かって帰る途中、観音堂にお勤めに行く途中のご住職にばったりと会ってしまい、立ったまままた微妙に不思議なお話を聞いていました……ありがとうございます。
 おまけ。
 というにはテンション上がりすぎた吉見百穴。
吉見百穴
 ここのおかげで札所巡りの時間が押せ押せになってしまったという。墓穴でテンション上げてる娘2人。変ですよ? でも不思議スポットなんですもの~。
 発見された当初は住居跡だったんじゃないかという説があったらしいです。コロボックル(土蜘蛛族)が住んでたという説は浪漫でステキですけど、現在では墓穴だったということで決定しているようです。
 入り口は狭いけど墓穴の中には入ろうと思ったら入れます。でもなんか妙にゾクゾクしちゃったので入りませんでした。写真撮るのが精一杯。でもところどころ中の壁に落書きが掘ってあったりしてガックリきます。なんでそういうことするのかなあ。古代人に呪われてしまえ……。
 それからここではハニワや勾玉作りの講習会があるらしいですよ? これはまたいつか行かなくては! ハニー!
 さて、ギリギリinした慈光寺を出た後は、できたばかりのスイーツショップ「花園フォレスト」にギリギリ入りあんパンを買ったり、安いと噂の熊谷のカメキタにこれまたギリギリに入って値段チェックしたり、色々ギリギリ人生を味わっていました。それとあわせて埼玉では早々お目にかかれない雪もたっぷり味わい、大変充実の1日でした。
 次はどこの札所にいつ頃行けるんでしょうかね。まあ死ぬまでに回れればいっかという気もしてますが。

御朱印旅路|2008年2月9日(土)23:59|C&T(2)

コメント

すごい!!すばらしく素敵にまとまってるわぁ☆
パンツの謎は未だ解けませんよ。。。
また花や木々が綺麗な時期に行きたいね^^
リベンジ、百穴!!

2008年2月14日 1:40 PM yumiko

いつもお付き合いありがとうございますよ。
せっかく写真も一生懸命撮ったことだし、まとめてみました。
雪のお寺も風情あるけど、緑の頃もぜひぜひヨロシク!

2008年2月14日 3:43 PM やま

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