サクラさくら桜

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サクラさくら桜うみのめぐみ

 ちょっと岐阜へ2日目。
 桜づくしの1日でした。本日のルートは淡墨桜─地震断層観察館─横蔵寺─華厳寺でしたが、車を走らせる端からサクラサクラ。日本はどこを走っても桜が咲いてて素敵な国だと思います。
 ちなみに、朝は7時の出発。淡墨桜への道はシーズンになると激混みになるそうなので。実際、時間が経つにつれ桜の周りに人も集まってくるので、桜の写真を狙っている人も早めの出発がいいんじゃないかと思います。
 淡墨桜はここ数日の冷え込みで満開を見るのは無理じゃないかと地元の人に言われてましたが、昨日今日の天気で見事に咲きそろっていました。桜というのは最高の瞬間を見るのが難しい花だと思うのですが、今回の旅は見事に当たり。思わず天に向かってありがとうと言ってしまったりして。
薄墨桜
 淡墨桜とは岐阜県の根尾(本巣市)にある樹齢1500年を越すと言われる日本三大桜の1つです。継体天皇のお手植えだとかなんとか。死にかけていた樹を人々の努力で再生させた樹でもあります。実際、表側から見ると立派な樹だとしか思えないのに、側面や裏に回って見てみると痛々しい手術痕が見て取れます。
 それでも、これまでずっと、それこそ地震や台風にでも耐えてきたのだから、きっと私が死んだ後でも綺麗な花を咲かせてくれるんだろうなあと思います。


▼1500歳↑の幹。
何メートルあるのかな
▼ソメイヨシノより淡く小さい花冠。
080406_02.jpg
▼乳児の森にある淡墨桜の姉妹桜。
おなみ桜
 あまり知られてないそうですが、継体天皇が淡墨桜と一緒に植えた姉妹桜だそうです。まだ咲き始めです。こっちの方が標高低く感じたけど寒いのかな? 日当たりの関係なのかな? 頭にバケツ被っててちょっとかわいそうです。もちろん折れた場所からの腐敗防止なんだろうけど、なんというか淡墨桜に比べて大雑把な……。
 淡墨桜をあとにして次に向かったのは近くにある地震断層観察館。こういう資料館結構好きです。というか地震怖いよ地震。
 100年くらい前の大地震(1891年濃尾地震)でできた断層を保存してある資料館で、実際の断層の観察や震度4~5の地震体験3Dシアターなどがあります。体験シアターは別料金(200円)で、小学生の郁男君が明治時代に起こった地震を体験するという不思議ストーリーになっています。で、物語中に揺れるシーンで実際に座席が揺れるんだけど、安全のために震度4~5度にしてるだけで本当の地震ではもっと揺れたのね。そしてなんでわざわざ3Dシアターなんだろうと思ったら、うん、刃物は高いところに置かないことにするよ……そんな気分にさせられる演出になっていました。たぶん目がちゃんとしてる人なら私が感じたよりこええという気分になってるかと。(私の目は左右連動機能が付いてない目なんで遠近感がちゃんとしてないのです。3Dシアターって映像のぶれを使って立体に見せてるんだろうけど、私にはぶれたまんま見えるので。話の途中にすばるの星は6つだか7つだかって映像が出てきたけど私には12個に見えました……。)
 ▼実際に地震でできた断層。
6m隆起の跡
 下の人が立っている場所から一番上の赤いポイント(土の色が変わっている場所)までボーンと大地が隆起したそうです。その高さ6m。地球がんばりすぎ。
 でも、平成14年にはこの6mの高さ以上に水が浸水するほどの水害があったそうで。地震も怖いけど水害も怖い。地球怖いよ地球。
 次の目的地は両界山横蔵寺。観察館からここまでの道も桜であふれてました。
両界山横蔵寺
 もみじの新芽があって秋は紅葉が素敵そうな場所です。
 この本堂には如来様はいなくて、すぐそばの瑠璃殿に仁王様や四天王、十二神将とともに安置されています。山門にも巨大わらじと阿吽(だと思う)と梵字が書いてある板しかなくて、仁王様はどこに逃げたんだ? と思ったらそんな場所に……。国の重要文化財なので保存のためなんでしょうけど。
 そして、瑠璃殿の隣の舎利堂には舎利仏(ミイラ)が。すぐそばで見れるんですけど、こう……お疲れ様ですと言ったら不謹慎ですか? でも人々の安寧を願って即身成仏されたと思うとやっぱりお疲れ様ですとしか。
 横蔵寺から来た道を戻って谷汲山華厳寺。西国三十三番札所の結願寺なのでとてもにぎわっています。
谷汲山華厳寺
 ちょうどお祭りだったのか子供たちのお神輿も通ったのでパシャリ。
パンダが後ろに
 ……ぱんだ? パンダ?? パンダが後ろにいるけど深く考えまい。
 ところで、こちらで御朱印いただいたらえらい速筆でびっくりしました。華厳寺本堂、満願堂、笈摺堂(笈摺:おいずる。修行者が着る白衣のこと)で一組らしいのですが、3枚書くには速すぎるだろうと。いや、忙しいから仕方ないと思うんですけどね……文字がさっぱり判別できなかったのは私の修行不足ですよね。
 ちなみになんで3つセットなのか調べたら花山法皇の3首のご詠歌に起因するそうですよ。そして、ここのお寺の縁起は東北に観音様を連れて帰ろうとしたら、途中で観音様がそっちヤダと言って勝手に歩いてこの谷汲で動かなくなったのでお堂を建てたというものです。日本各地にたくさんの観音様がいらっしゃいますけど、結構アグレッシブな観音様いますよね。
 ▼途中で渡った樽見線の線路。
茶色い線路
 華厳寺からは一路埼玉へ。途中の小仏トンネル付近での渋滞で眠くて眠くて大変でしたが、父と運転を交代しつつなんとか無事に帰宅。走りました1050km。
 あ、お土産買うの忘れてた。桜の写真で勘弁してもらおう……。
桜08

御朱印旅路|2008年4月6日(日)22:39|C&T(4)

コメント

薄墨桜、立派だねぇ!!
開花時期ぴったりでお見事デス!
存在自体が美しいというか…。
脇にちょこっと写っている人で大きさがわかったよー。
お神輿パンダ 笑。

2008年4月14日 1:41 PM yumiko

やはり悠久の時を渡ってきた生命は何かが違います。
そんな命を助ける人間もすごいなあとかも思うし。
機会があれば日本三大桜全部見てみたいものです。
以前行った三春の滝桜はタイミング合わなくてつぼみだった……。
パンダは……楽しそうだったからまあいいや。

2008年4月15日 6:05 AM やま

ちょっと、って距離じゃないもんね、岐阜(笑
私は、どかーんと咲いてる桜がとても好きなので、
写真見たら、私も現物見たくなりました♪

2008年4月17日 8:23 PM 盛

桜はなかなか見頃を捕まえるのが難しいですが
機会があればぜひですよ。
どかんと咲いてるときも散り際もやっぱり桜はいいよね~。

2008年4月19日 1:05 AM やま

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