坂東三十三番札所栃木編
今回はくずう原人まつりのついでに坂東の札所に二箇所寄ってきました。
1カ所目は天開山大谷寺(第十九番)。
宇都宮I.C.を降りて大谷寺に近づけばすでに風景が変わっていることに気がつきます。奇怪な岩山を横目に見つつ、到着した大谷寺もやはり岩山を背に建っています。
そんな風景に圧巻されつつ、本堂に入ると少し湿った古い匂いと共に、もっと圧巻するものが。
岩に彫られた巨大な千手観音。
平安初期、弘法大師の作だと伝えられているそうですが、とにかくすごい迫力です。ガイド本の写真なんかでは絶対に伝わらない空気がそこにあります。
ご本尊のとは別の壁面に彫られている十体の石仏も見事なので一度生で見ることをお勧めします。ついでに宝物館では大谷原人の骨も見れますヨ。
次に向かったのが栃木I.C.を降りて向かう出流山満願寺(第十七番)。
採掘工場が立ち並ぶほこりっぽい山道を抜けた先にある緑深いお寺。採掘で削られた山を見ながら登ってきたのでちょっとびっくりです。
雨のそぼ降る中のお参りもおつなもの。
こちらには奥の院があるそうなのですが、もう4時近くになっていたので今回は行きません。雨降ってるし……。行ったら滑って山転げ落ちるんじゃないか? というか奥の院への入り口閉じてました。
そして、お参りより先に行ったのが食事。
宿坊で精進定食を食べさせてくれます。(2,650円)
時間も時間だったのでだだっ広い広間に2人きりでした。
オクラと山芋のゼリー固めが綺麗で不思議な食感で美味しかったです。
もうちょっと品数の多い精進本膳もありましたが、定食でもうお腹いっぱい。少なめがよければもっと品数の少ないそば定食なんかがいいかもしれません。
さて、栃木編はあと1カ所。ついでに益子焼きなんかも見てきたいです。
御朱印、旅路|2008年8月23日(土)23:59|C&T(0)
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