第32進海丸:060626

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第32進海丸:060626うみのめぐみ

「第32進海丸」
2006年6月26日(月) 東京グローブ座/19;00開演
主演:三宅健
 大泣きしてました。終わったとき。みんなで号泣です。自分だけじゃなかったから安心。でももう少しで嗚咽になりそうでやばかったです。
 簡単に話を説明すれば、伝説の漁師だった父親のようにカツオ漁師になりたかった主人公サトルが本当の気持ちを吐露するまで話、です。
 時間にして約2時間。舞台の上でもそれと同じだけの時間しか流れないお話。
 観終わったときちょっと不思議な気分になりました。土佐の港町にある小さなバーに一緒に居合わせてしまったような。
 金のために船に乗りたいというサトル。その態度に反発する兄や元同級生。今はもういない伝説の漁師の大きすぎる陰に未だ捕らわれる者たち。様々な想いを抱えた10人の男たちのやりとりは、熱いだけでなく、時には力を抜くような笑いもあり、緩急のある豪快さで観てて飽きさせないものでした。
 時間の流れが現実のものと同じなせいか、登場人物の心の動きがそのまま不自然なく観客の胸に染みるようで、だからこそあんなに大泣きしてしまったのかもしれないなとも思います。
 何重にもかぶせた殻の中にあった純粋なサトルの想いもまた、単純と言ってしまってもいいほどに純粋な想いだけに伝わりやすかったんでしょうね。
 格好いい男たちのお話。観に行って良かったです。

舞台|2006年7月26日(水)01:26|C&T(0)

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